看板や年賀状、オリジナルTシャツなどは、名前や店名などのロゴがポイントになります。どのようなロゴを書くかによって、見え方や雰囲気がガラリと変わるでしょう。ロゴの書き方は多種多様ですが、中でも手書きのロゴは人気があります。
手書きロゴにはどんな魅力があるのでしょうか。また素人でも上手く作成するためのコツやポイントについて紹介します。年賀状作成などで手書きロゴにチャレンジしたい人は参考にしてください。
手書きのロゴと聞くとどのようなイメージがありますか?手作り感のあるあたたかい雰囲気を感じる人が多いのではないでしょうか。手書きロゴの魅力としてはまず、どこかゆるい感じでほっこり和める点が挙げられます。年賀状のロゴなども手書きフォントで書かれてあるのを見ると、思わず笑顔になりませんか?その人らしさや個性、気持ちが伝わりやすいというのもメリットと言えるでしょう。
さらに手書きの場合、世界でひとつだけの文字になります。ほかには見ない希少価値があるのも大きな魅力です。みんなと一緒は嫌という人に、手書きロゴは向いているかもしれません。見る人にインパクトを与えて記憶に残るのも手書きの醍醐味です。
ロゴを作成するシーンはさまざまですが、大切なのは目的に合うデザインにすることです。特にお店や会社のノベルティグッズや看板、チラシなど宣伝目的の場合は、どんなロゴにするかが集客に影響します。下手なロゴを使ってしまうと、せっかく作成しても無駄になります。
手書きにするなら尚のこと、念入りに構想を練って失敗のないようにしたいものです。ポイントとしては、「伝えたいことを定かにする」、「ターゲットに合うデザインにする」、この2点が重要と言えます。伝えたいことはロゴ作成の目的によっていろいろあるでしょう。
例えばお店の看板として遠目からもよく見えて可愛らしいお店の雰囲気を伝えたいというコンセプトがあるとします。それならば、まずロゴは大きめにして目立つカラーで書くことが大切になってきます。そして可愛らしさが伝わるように、ゆるいテイストの仕上がりを意識すると良いでしょう。
そこからさらにターゲットを絞ります。子供がターゲットなら、ひらがなを使ったりフリガナを打つなどの工夫が必要です。子供が興味を持つようなイラストを組み込む方法もあります。一方高齢者がターゲットなら、よく見えるような大きな文字にして伝統を重んじた雰囲気のデザインにすると喜ばれるでしょう。
手書きロゴはフリーハンドで作成するために文字が歪んでしまうという難しさもあります。どことなく素人感があるのも、確かに趣きがあるでしょう。しかしながらあまりにも歪みがひどいと、美しくは見えません。見る人が読みにくかったりどこか雑に感じたりされてしまうと、一生懸命書いたのに残念ですよね。
そこで美しく見えるコツとして、まず鉛筆で薄く基準線を書き込みます。文字数によって使うスペースが変わりますが、そのスペース分に中心線を引きましょう。もっと細かくしたいなら、中心線の上下にさらに線を引いておきます。
3本線、5本線と定規で基準線を作るのです。そしてその線を意識しながらロゴを書いていきます。文字の中心を意識できるので、バランスの良い仕上がりになります。基準線のおかげでサイズ感も統一できるので、凸凹しないロゴが書けるのではないでしょうか。
文字が完成したなら、乾くのを待ってから鉛筆の基準線を消しゴムで消しましょう。焦って消すと、せっかく書いた文字が滲むことがあるので要注意です。このやり方をマスターすれば、初めて手書きロゴに挑戦する人でも綺麗な仕上げになります。
文字を書くときは勢いも大切です。あまり悩み過ぎると思うように書けないケースもあるので、思い切って書いていきましょう。
ロゴ制作をするにはどうすればいい?目的に合った作成方法を紹介します。
手書きは自分の好きなように書けることが魅力のひとつでもあります。とは言え初めて書くときは、どんなふうに書けば良いのか悩む人も多いのではないでしょうか。そんなときに参考にしたいのが、手書きフォントのサンプルやテンプレートです。
今やインターネットで検索すれば、たくさんのフリーフォント集が出てきます。それらのサイトをチェックすれば、「まさにこんな文字が書きたかった」というフォント例に出会えることでしょう。それを真似して書くことで、初めての人でも意外と綺麗な仕上がりになります。
またフォントサンプルをなぞって練習するのも良いですね。何でも慣れなので、数をこなせばよりいっそう綺麗に書けるようになります。テンプレートもあるので、参考にしたいものです。
ロゴを作成するにあたって、おすすめはちょっとしたイラストやマークを組み合わせる方法です。手作りのあたたかみや癒しを表現したくて、手書きロゴを選ぶ人も多いでしょう。それならば可愛いイラストを添えることでよりいっそう、ほのぼのした雰囲気を表現できます。
街の看板を見ていると、イラストが入った店名ロゴも多いですよね。例えば歯医者であれば、院名の横に歯のイラストが描かれているものもあります。ペットショップなら犬や猫、ケーキ屋ならケーキやフォーク、美容院であればハサミというような感じです。
イラストが入ることで、伝えたい目的が表現しやすいです。見た人にもインパクトを与えることができますし、何を扱っているお店なのかもよく分かります。何より見た目が可愛らしくて、お店の印象も良くなります。思わず店内に入ってみたくなることでしょう。
スペース的にイラストを入れることが難しい場合でも、「☆」や「♡」といったマークを添えるだけでも可愛いデザインになります。どこか堅苦しいと感じたり、何か物足りないと思ったならこうしたマークも取り入れてみてはどうでしょうか。
イラストやマークは、文字部分とは違う筆記用具で描くことでクオリティーの高い仕上がりになりますよ。繊細な文字は万年筆やペン先の細いボールペンがおすすめですが、イラストやマークはカラフルなジェルボールペンなどを使うと良いですね。
このように、手書きのロゴ作成はとてもワクワク楽しい作業です。自分の好きなように書いてみましょう。綺麗に仕上がったときの達成感は大きいですし、見る人に感動を与えることもできます。慣れてきたら身の回りのいろいろなアイテムに活用できることでしょう。
少しずつ文具も揃えれば、ますます手書きロゴの世界が広がっていきますよ。